マイクロダイエットもサプリメントも同じ?

マイクロダイエットとサプリメントの違いとは何なのでしょうか。

マイクロダイエットや豆乳クッキーダイエットなど、カロリーを極限まで減らして痩せるダイエット食品が流行していますが、このようなダイエット食品に共通していることは非常に高価なことです。

それならば、マイクロダイエットや豆乳クッキーダイエットは、コンビニや薬局で販売されている総合栄養剤などのサプリメントと比べてどこが優れているのでしょうか。

サプリメントとダイエット食品の栄養価は同じ

サプリメントとダイエット食品と呼ばれるものの栄養価を比べる場合、それほど大きな違いは見出せません。

マイクロダイエットや豆乳クッキーダイエットなどに共通することは、低カロリーでありながらビタミン、ミネラルが豊富に含まれていることです。

これに対して総合栄養剤の特徴は、カロリーがゼロでありながらビタミン、ミネラルが豊富に含まれていることです。

総合栄養剤などのサプリメントは決しておすすめできるものではありませんが、低カロリーのダイエット食品もおすすめできるようなものではありません。

低カロリーのダイエット食品で骨粗しょう症に

低カロリーのダイエット食品がおすすめできない理由はというと、カロリーを極限まで抑えるダイエット方法は危険すぎるからなのです。

からだの成長が終わった20代以降の段階でこのような低カロリーのダイエット食品の摂取を行うのであれば、個人の自由の範囲内であるといえなくもありません。

でも10代の成長段階の子供までがこのようなことをすれば、途中で成長が止まったまま、その後の一生を過ごさなければならないような深刻な状況も生じ得ます。

このような低カロリーのダイエット方法は筋肉や骨を少なくしながら体重を落とすものですので、体脂肪を減らすことで達成できる「痩せる」こととはまた違ったものなのです。

更年期以降からは骨粗しょう症が深刻になるとよくいわれますが、骨の量が急激に増加するのは思春期までの成長期の間で、20代までに最大値となります。

それが40歳くらいまで維持されて、その後は加齢とともに減少していきます。骨粗鬆症を防ぐためには、成長期にできるだけ骨の量を増やしておくことが重要になるのです。

サプリメントもダイエット食品も栄養の吸収率は悪い

サプリメントもダイエット食品に含まれる栄養素も、栄養を補う観点から見れば効率的とはいえません。

サプリメントからカルシウムを補っても、体にその全てが吸収されるのかといえば、これはまた別問題です。

サプリメントの栄養は一般的にいってかなり吸収率が悪いといわれています。600mgをサプリメントから補ったつもりが、その10%しか体に吸収されていなかったというようなこともあり得ます。

ダイエット食品は食事方法の工夫で不要

ダイエット食品の摂取は、食事方法さえ工夫すれば不要となります。

低カロリーのダイエット方法を行うのであれば、食事に食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富な野菜類を多用すればよいのです。

工夫次第で野菜も入れ放題となる栄養満点のスープでお腹を満たせば、食欲にも打ち勝てます。

このような栄養満点の食事を基本として、どうしても足りない栄養はサプリメントで補うようにすればよいのです。