体脂肪を燃焼させる有酸素運動の定義

有酸素運動で体脂肪を燃焼させるためには、15分以上の継続が必要です。有酸素運動を行って最初の15分間は糖質が燃焼し、それ以降に体脂肪が燃焼し始めます。

従ってランニングを15分間続けるよりも、マイペースでゆったりとしたジョギングを20分間続ける方が体脂肪の燃焼には効果的です。

また、きつい運動を短時間行うよりも、ウォーキングのような比較的楽な運動を長いめに行う方が、精神的にも楽で長続きします。

有酸素運動とは

有酸素運動とは、酸素を取り入れて脂肪を燃焼させながら行う運動のことです。短時間に行うハードな筋肉トレーニングなど、体の糖質をエネルギー源とする運動は有酸素運動ではありません。

筋力トレーニングでも、15分間以上続けられる負荷で行うものは有酸素運動です。

体脂肪を比較的楽に燃焼させることのできる有酸素運動はウォーキングです。でも、普通に歩くよりもペースを少し上げたウォーキングの方が、体脂肪の燃焼には有利でしょう。

有酸素運動の利点は体脂肪を燃焼させやすいだけではなく、基礎代謝量もアップさせやすい特徴があります。

有酸素運動は速筋を使うハードなトレーニングとは違って遅筋を主に使いますので、基礎代謝量もアップさせやすいのです。

基礎代謝量を大幅にアップさせるためには、遅筋の量を増やす必要があります。遅筋を使う有酸素運動は、遅筋の発達には有利なのです。

ウォーキングは確実に体脂肪が燃焼する

確実に体脂肪を燃焼させるには、何といってもウォーキングが一番です。ウォーキングはそれほどハードなトレーニングではありませんので、少し退屈なことを除けば比較的長続きするはずです。

仲間内でウォーキングの会を作るとか、歩くことに(観光などの)目的を見付けられれば退屈も問題になりません。

ウォーキングを行う時間は、最低でも30分以上はほしいところです。毎日2時間、3時間と比較的長時間のウォーキングを行えば、確実に体脂肪を減らすことができます。

休暇にまとめて体脂肪を減らすのなら、ウォーキングは大変効果的です。

学生など夏休みに長期の休暇を取れる方でしたら、1週間ほど続けて毎日長時間のウォーキングを行うだけで、明らかに顔もウエストも一回り小さくなります。

また、水泳は体に負担をかけにくい有酸素運動といわれています。

水泳は水の中で行う有酸素運動ですので、地上で行う運動とは違って浮力の助けのために体への負担が少ないのです。そのために怪我の発生も少なく、幅広い年齢層で行えます。