ヤーコンのポリフェノールが活性酸素を除去
ヤーコンのポリフェノールには活性酸素を除去する作用があります。
ヤーコンには赤ワインに匹敵する量のポリフェノールが含まれています。ポリフェノールの代表的な働きは、抗酸化作用やコレステロールの調整です。
ポリフェノールの抗酸化作用は簡単に言えば、(血をドロドロにしたり血栓をできやすくしたりする)活性酸素の除去です。
私たちは常に呼吸をして、体内に酸素を運び込んでいきます。
体に取り入れた栄養をエネルギーとして引き出すためには酸素が必要ですが、その過程において酸化力の強い攻撃性のある酸素分子が生まれるといいます。この酸化分子のことを活性酸素といいます。
活性酸素はDNAを傷つけるなど、生活習慣病や老化の原因ともなっています。
活性酸素が生まれる原因は呼吸活動にあるのですが、厳密にいえば体内にある細胞小器官であるミトコンドリアが酸素を取り入れて、エネルギーを生み出すときに副産物として発生します。
発生してしまった活性酸素は科学的にいちじるしく不安定な性質を持つため、体内の他の物質と結びついて酸化反応を引き起こそうとします。「ミトコンドリアとミトコンドリアとミトコンドリアと活性酸素と生活習慣病」
活性酸素の発生は避けることができないため、発生した活性酸素の悪影響を最小限に食い止める視点が重要になります。
生活習慣病はヤーコンのポリフェノールで予防
生活習慣病の予防にはヤーコンのポリフェノールが有効です。ヤーコンは豊富にポリフェノールを含むため、生活習慣病の一因となる活性酸素の影響を最小限に食い止めることができるのです。
例えば活性酸素の大量発生はDNA(遺伝子)を傷つけて、がん化の可能性を高めるといいます。また、活性酸素は呼吸活動からエネルギーを生み出すミトコンドリアを傷つけてしまいます。
ミトコンドリアがエネルギーを生産するために活性酸素が発生するのですが、活性酸素がミトコンドリアを傷つけて更に多くの活性酸素を生み出す悪循環に陥るのです。
ミトコンドリアが生命維持に必要なのはいうまでもなく体脂肪の燃焼にも必須であるため、ダイエットにとっても最も大切な部分であるともいえます。
すい臓のβ細胞も活性酸素に弱く、糖尿病を発生させやすい状況を作り出すといいます。
避けるべきなのは、上記の悪循環によってミトコンドリアが活性酸素を大量発生してしまう状況です。ヤーコンのポリフェノールで悪循環を断ち切ってしまえば、活性酸素の発生量は減少するはずです。
活性酸素にはポリフェノールとビタミンの相乗効果
活性酸素の除去にはポリフェノールとともに、ビタミンを同時に摂取すると効果的です。例えばビタミンCやビタミンEといった、抗酸化作用を有するビタミン類です。
ポリフェノールは強力な抗酸化物質といわれ、不特定の消化管内や血管内で有効に働き、がんや動脈硬化、高血圧や糖尿病を予防するといわれています。
ただし、ポリフェノールが単独では強力な抗酸化作用を有する物質であっても、これだけで活性酸素に対抗するには少し不安が残ります。他の抗酸化作用を有する物質と強力しあってこそ、活性酸素の悪影響を確実に食い止めることが可能なのです。
従ってポリフェノールは活性酸素を除去する1つの有力な手段として考えて、抗酸化作用を持つビタミンと併用することが大切です。もちろんビタミンだけでも、活性酸素を食い止めることはできません。