体脂肪は魚料理で減らす
体脂肪を減らすのに有利な料理レシピの素材として、魚を豊富に取り入れてみてはいかがでしょうか。
赤身や青身の魚には食欲を減らす成分が多く含まれていることから、どれだけ頑張っても食欲に抵抗できない方には最適な食品です。
魚料理は健康維持の観点からも非常に優れています。肉料理が生活習慣病の進行に貢献するのに対して、魚料理はこれを防ぐ役割を演じます。
ヒスチジンに体脂肪を減らす作用
ヒスチジンには体脂肪を減らす作用があります。ヒスチジンといえば、体内で分泌されれば満腹中枢に働きかけて食べすぎを防止する、ヒスタミンに近い物質です。
食事を開始してからどのようなしくみで「お腹がいっぱい」と感じるようになるのかといえば、食事の進行とともにレプチンとヒスタミンが分泌されるためです。
これらのレプチンとヒスタミンのどちらにも、体内で満腹中枢に働きかけて「お腹がいっぱい」と感じさせるようにする作用があります。
結局のところ、食欲を効率よく抑制するためにはレプチンやヒスタミンが必要なわけです。
魚料理でヒスチジンを補う
魚料理でヒスチジンを摂取すれば、体内ではヒスタミンと同様に食欲を抑える作用を期待できます。
そしてヒスチジンが多い食品はといえば、「カツオやマグロのような赤身の魚」や「鯖やいわしのような青身の魚」です。
日本人が欧米人に比べて肥満が少ない理由の一つに、魚料理を頻繁に食べる食文化からのヒスチジン摂取による食欲減少効果があるためともいわれています。
魚を使った料理レシピのヒント
魚の料理レシピとしては鯖のみそ煮、ぶり大根、ぶりの照り焼き、さんまの塩焼き、いわしの生姜煮込みなどが考えられます。
レプチンやヒスタミンは食事の開始からある程度の時間がたたないと十分に分泌されませんので、早食いは肥満に直結します。
ゆっくりと噛む食事と魚料理の多用で肥満を防ぎましょう。