ヤーコン茶で中性脂肪とコレステロールを下げる

ポリフェノールとヤーコンのオリゴ糖

ヤーコン茶には中性脂肪やコレステロールを下げる作用があるといわれています。ヤーコンの発祥地域である南米では、古来よりヤーコン茶は糖尿病や高血圧にも有効なものとして飲み継がれてきました。

中性脂肪とは摂取したカロリーが消費しきれずに余ったものが変換されたもので、体脂肪として蓄積されたり高脂血症の原因となります。

高脂血症とは血液中の脂肪成分が過剰になった状態を指します。血液中の脂肪成分は主に中性脂肪とコレステロールで構成されています。高脂血症や血液中の悪玉コレステロールの増加は、動脈硬化の原因にもなるので注意が必要です。

コレステロールや中性脂肪の数値が高いと、高脂血症を診断される可能性が出てきます。高脂血症の予防や治療には、糖尿病と同じように食事療法と運動療法が必要になります。

コレステロールの増加は若年層で特に見られる傾向があるようです。肉の脂肪分を多く摂取する食生活が原因であると考えられています。

高脂血症の予防には肥満を防ぐことが大切で、過食やアルコールの飲み過ぎ、たばこなどもマイナスに作用します。

ヤーコン茶の成分

ヤーコン茶にはカテキン、テルペン、フラボノイド配糖体やビタミン、ミネラルが含まれています。

カテキンは緑茶に多く含まれているポリフェノールで、抗酸化作用や抗菌作用(虫歯菌の増殖を抑えるなど)、コレステロールの上昇抑制効果などで知られるポリフェノールです。

カテキンは「エネルギーとして脂肪を消費しやすくするので、体脂肪が気になる方に」という表示で、特定保健用食品に認定されている成分でもあります。

テルペンとは森林浴の際に清清しく感じる原因といわれている成分で、樹が微生物など外敵から身を守るために出している成分です。殺菌力で知られています。

体の疲れが目立つ時に森林浴を行うことで癒されるのは、テルペンを浴びるためだと考えられています。

フラボノイド配糖体は糖を含んだ構造を持つフラボノイドの化合物で、強い抗酸化作用を持ちます。ポリフェノールのアントシアニンやカテキン、イソフラボンもフラボノイド配糖体の一種です。